7月末にバンコクに石の仕入れに行ってきました。
なぜバンコク?と思われた方に説明すると、タイは宝石加工の技術が優れ、世界中の原石がタイに集まって加工されて輸出されています。
なかでもバンコクは、タイの宝石業者が集結する宝石街があり、日本の多くの宝石業者はこのバンコクの業者から石を仕入れて販売しています。
世界中から石があつまるだけあって、日本の宝石問屋街である御徒町よりも業者の数も多く、扱われる石のボリュームもすごく多い。
例えばルビーに強い業者ならば、店先にこれだけのルビーがドーンと並んでいる。日本ではなかなかない光景です…!
さらにこれだけではなくて裏の金庫にはとっておきのクオリティの石も大量に隠し持っています。
膨大ななかから石を探せるので、日本ではなかなか手に入らないような掘り出し物の石を見つけることができるのがバンコクでの仕入れのメリットです。
宝石街はこんな感じの雑多な街並みで、宝石屋の隣に花屋や屋台が並ぶようなカオスな感じ。
並ぶ石も宝石と呼べるクオリティのものからいわゆるパワーストーンと言われるようなものまで、さらにナチュラル(天然)からシンセティック(合成)も入り混じり、まさに玉石混合。日本では味わえないカオスな雰囲気です。
形もクオリティもまちまちなロットの中から、これだ!と思える色、形、透明度の石を一つ一つ選り分けていきます。
気の遠くなる作業ですが、美しいピースに出会えた感動はひとしお。
今回は可愛らしいトルマリンとアクアマリン、タンザナイトを仕入れました。いつかジュエリーに仕立てて皆さんにお披露目できればと思います!