この記事では、最近私がはまっているオレゴンサンストーンの魅力を語っていきたいと思います。
オレゴンサンストーンとは、アメリカのオレゴン州の砂漠地帯でしか取れない銅のインクルージョンを含むラブラドライトのこと。
サンストーンは「銅のインクルージョンが要因のきらめきを持つ長石」の総称ですが、サンストーンのなかでもオレゴンサンストーンは銅の内包物による美しいシラーや、豊かなカラーバリエーションが特長で、中には見る角度により赤や緑に発色する多色性を持つものもあります。
キラキラ光るピンク色のインクルージョン
このルースはベースの色は淡いオレンジなのですが、よーく見ると内部にピンク色のインクルージョンがキラキラ輝いています。
サンストーンの名の通り、夕焼け空をとじこめたような美しさがあって、光に当ててずっと眺めていたくなる可愛さ!
赤や緑に発色する多色性
少し珍しいタイプですが、オレゴンサンストーンには多色性を持つものもあります。
たとえば、このルースは正面から見ると、緑と黄色、ところどころ赤が交じり合っていますが、
右側から見ると、より緑が強く発色します。
逆に左側から見てみると、黄色や赤がやや強く出てきます。
これは銅の成分による効果で、ほかの石にはなかなかないオレゴンサンストーンのユニークな特徴です。
このような魅力を持つオレゴンサンストーンは、世界中に愛好家が存在しており、かくいう私もそのひとり。(まだまだひよっこですが…)
オレゴンサンストーンに興味を持ったのは、あるミネラルショーでオレゴンサンストーン専門の業者さんと出会ったのがきっかけでした。
その業者さんは、オレゴンサンストーンの魅力にとりつかれ、会社員をやめてアメリカでオレゴンサンストーンの鉱山主となり、オレゴンサンストーンの採掘、研磨まで自ら行っている方で、本当に楽しそうにオレゴンサンストーンの魅力を語ってくれました。
恥ずかしながら、それまでサンストーンのことは知っていても、オレゴンサンストーンのことは名前しか聞いたことがありませんでしたが、業者さんのオレサン熱にすっかり取り込まれてしまい、写真で紹介したルースを予定外にも仕入れてしまいました。
それ以来、仕入れに行ってもついオレゴンサンストーンがないか確認してしまうオレサン好きに…。
でも、日本だとなかなか良質のオレゴンサンストーンが出回らなくて、納得できるクオリティのものはなかなか見つからず、石に関する情報もあまりないので、地道にコツコツと収集、勉強しています。
もう少し勉強し、種類も揃えたらジュエリーに仕立ててお披露目したいと思います。